「Midsummer Night」 とてもシュールなロシアの昔話風ドット絵ADV
昔々、とある村のはずれに兄妹が住んでいました。ある日兄のKlimが昼寝から目を覚ますと妹のAlyonushkaは花を摘みに出かけていました。今日は夏のお祭りの日。一緒に祭りに行くために妹を探して出かける兄。すると森の中から女性の叫び声が…
ロシア製のドット絵アドベンチャーゲームです。うっそうと木が茂るロシアの森の中を妹を探して独りさまよい歩きます。
操作
- カーソルキー…移動
- Q…調べる
- E…アクション
- I…道具を使う
- ESC…メニュー
セーブはオートセーブのみです。ESCでメニューをだすとヒント表示、サウンドオン・オフ、ヘルプ、ゲーム終了が選択できます。
内容
※ゲーム序盤のネタバレがあります。
民間伝承を研究している人類学者が森に住むおじいさんに会いに行くところから物語は始まります。
昔この近くで消えたというある兄妹について、このおじいさんが詳しいと聞きつけ話を聞きに来たようです。
おじいさんが記憶をたどって話を聞かせてくれました…
昔々、とある村のはずれに兄妹が住んでいました。
ある日兄のKlimが昼寝から目を覚ますと妹のAlyonushkaは花を摘みに出かけていました。
今日は夏のお祭りの日。一緒に祭りに行くために妹を探して出かける兄。すると森の中から女性の叫び声が…
妹の友達です。一緒に花摘みに来てたようですが、Alyonushkaが巨人にさらわれたといってパニックになっています。
大変です。兄妹は孤児で親はいません。Klimは一人で妹を探しに行きます。
木々が生い茂る森の中には恐ろしいものがいっぱいです。
突然毒に侵されたり
沼にはまったり
誰が何のために作ったのか。
かなり怖い目にもあいました。
森の中では時には人に会うこともあります。
疲れて一休み。
湖を渡り妹を探します。
妹は無事見つかるのでしょうか…
感想
シュールでした。でもよかったです。雰囲気がいいですね。ロシアの森って感じのところを1人寂しく進んでいきます。夜道をたいまつ持って歩くときは視界も悪くかなり心細いです。
短いゲームなので数はそんなに多くありませんがイベントも昔話的な感じで雰囲気醸し出しています。最後のイベントはちょっと哲学的な感じで考えさせられました。
あと音楽もいいですね。地味な音楽が多いですが雰囲気にとても似合ってます。
見た目はかなりドットが荒いです。文字を読むのもちょっと大変。
話の展開は途中の選択肢で変わります。といってもそんなに選択肢は多くなく恐らく2パターンだと思います。1週目は3時間程度、2週目は30分程でクリアしました。
途中ちょっとしたミニゲームが何回か入ります。突然始まるので最初はちょっとどうやってクリアするのか悩むこともありましたが大体簡単でした。最後の岩が降ってくる奴はちょっとてこずりましたけど。上から降ってくる岩を避けつつ登っていきます。
ミニゲームでは失敗すると死にますが、大体直前でオートセーブされていてセーブポイントから復活するのでそんなに問題にはならないと思います。
日本語がないのは残念ですけど、ドット絵に抵抗がなく雰囲気が好みに合うならいいかもしれません。セールの時は100円以下で売ってたりします。