CPUCORES
2017/06/13 |
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2017/05/20 |
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CPUCoresを購入しました。
これはCPUの使用を最適化してゲームの速度、つまりフレームレートを改善するソフトです。具体的に言うとOSのプロセスを一つのコアに閉じ込め、残りをゲームに優先的に割り当ることによってフレームレートを上げようというわけです。
買う前にSteamでレビューは読みました。全体的には好評なのですが効果ありという人もいれば効果なしという人もいます。もうこれは自分で試してみるしかありません。
内容
このソフトがランチャーになっていて一覧から起動するソフトを選び、起動します。Steamのソフトは自動的にリストに登録されます。
こちらはグリッド表示。
こちらは一覧表示。
ゲームを開始するときは対象のゲームの右にある”ゲーム開始”をクリックしてスタートさせます。するとゲームが起動され右下の”CPUCoresを停止”ボタンが赤く変わりCPUを最適化してくれます。終了するときはゲームを終了した後に”CPUCoresを停止”ボタンを押します。
Steam外のソフトは自分で登録します。画面上部の”その他のゲーム”を押すと画面が変わるので”選択”ボタンを押して対象のソフトを選択します。
起動したソフトがさらに別のソフトを起動するランチャーの場合はさらにプロセスを監視する必要があります。例えばFinalFantasyのベンチマークがそうです。この場合ffxiv_dx11.exeを登録します。画面右上の”ゲーム・プローブ・ディテクション”を押し、”ブラウズ”で対象のファイルを選択し、”スタート”を押すと監視が始まります。
監視中は目のアイコンが緑に変わります。
対象のソフトが起動すると”CPUCoresを停止”ボタンが赤く変わります。
Steam外のソフトは先ほどの”その他のゲーム”に登録してそこから起動する方法と、”その他のゲーム”には登録せずこちらの”ゲーム・プローブ・ディテクション”に登録して監視モードにしておき、いつものようにスタートメニューやショートカットから起動するという方法も行けます。
また現在実行中のプロセスの一覧から指定したプロセスに対してCPUCoresするという方法もあります。
以前おかしかった日本語も修正されてます。
以前は…
けいれんって…
今は
Steamのストアページも今はましになりましたが以前はこんな感じでした
豚のCPUって何…
オプション
常に画面の下部に表示されているオプションと詳細オプションがあります。
こちらの常に表示されているオプションではHyperThreadingをオフにしたり、特定のコアにゲームを閉じ込めたりできます。どのオプションがどのゲームに効くかは実際に試してみるしかありません。
画面右下の”高度な設定”をクリックすると詳細オプションが表示されます。詳細オプションには
- 一般
- Steam
- ホワイトリスト
- テーマ
- Twitch
の5種類があります。
一般
言語の設定などができます。
Steam
Steam関係の設定です。
ホワイトリスト
ホワイトリストです。ここで登録したソフトに対してはCPUCoresは一切何もしません。
テーマ
CPUCoresの見た目を変更します。
Twitch
Twitch用の設定です。
ベンチマーク
ベンチマークしてみます。PCの主なスペックは
- CPU: Core i7-6700K
- MEM: 16G
- GPU: GTX1080 ゲーミングモード(ベース:1696Mhz, ブースト:1835Mhz)
です。先日クロックアップしたGPUはいったんデフォルトのゲーミングモードに戻してます。CPUはクロックアップしてません。
ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド
通常
CPUCores
3DMARK FireStrike
通常
CPUCores
3DMARK FireStrike Ultra
通常
CPUCores
VRMARK Orange
通常
CPUCores
VRMARK Blue
通常
CPUCores
Shadow of Mordor
あと今更ですが最近プレイしているShadow of Mordorのベンチです。4K Ultraです。スクリーンショットが取れなかったので数値のみ記載します。
通常
- AverageFPS: 66.18
- MaxFPS:95.55
- MinFPS:52.29
CPUCores
- AverageFPS: 67.25
- MaxFPS:95.96
- MinFPS:52.71
感想
残念ながら先日試したSeventhKnightのGamingAccelerator2同様うちでは結果は出ませんでした。
レビューでは結果が良かった人もいるようなのでPCのスペックや状況にもよるようです。こちらも低めのスペックの方が効果がありそうな感じです。SeventhKnightと違ってこちらは体験版がないのがつらいところです。
返金が頭をよぎりますが、すでに使用時間が2時間を超えている。そんなに長いこと使った覚えはないんだけど…そっか、ランチャーなのでこれ経由でゲームを起動したらそのゲームのプレイ時間がそのままCPUCoresの時間としてカウントされるというわけですね。
いずれ世の中のゲームがさらに重くなってこのPCのスペックではきつくなってきたころにきっと役に立ってくれることでしょう。