「Baldur’s Gate: Siege of Dragonspear」あの名作RPGの1と2をつなぐストーリー
内容
※ネタばれあり。ラストまでのあらすじ書いてます。
残党
Sarevokを倒し、Baldur’s Gateを救った主人公。Sarevokの残党と、それを率いるKorlazを倒しに向かうところから始まります。Imoenは現在大公の一人、Duke Jannathの下で魔法の修行中。一緒には行くのですが、パーティには加わわらず、操作もできません。地下墓地を進み、残党と戦いながら、指揮していたWizard Korlazを捕らえ任務完了。
しかし、ほっとしたのもつかの間、新たな脅威が襲います。
Shining Lady
Caelar Argentという女性が率いるHoly crusadersが、Sword Coastを荒らしている。そんな知らせが舞い込んできます。彼女はShining Ladyとも呼ばれていました。カリスマ的な存在で、中には彼女は悪を倒すために神から送られた英雄だという人もいました。
彼女の背景も目的も分かりません。確かなのは一つ、彼女を止めなければならないということだけです。Baldur’s Gate、Waterdeep、Daggerfordの連合軍が立ち向かうことになりました。そして主人公にも力を貸してほしいとのこと。
ある日事件がおきます。宮殿の中にいた主人公を殺すための暗殺部隊が送り込まれてきたのです。そしてImoenが負傷します。パーティには加われなくなってしまいました。もう猶予はありません。
街で一緒に戦う仲間を探す主人公。Sarevokを倒した英雄ではあるものの、Bhaalの血を引いているとの噂は、街を駆け巡っていました。
北へ
仲間と合流した主人公は、観衆に見送られながら、Flaming Fistと共にDragonspear城に向かって進撃します。
途中、Dragonspear城へ通じる橋へ来たときに敵軍と遭遇、戦闘が始まります。なんとか優勢になったものの、敵は橋を破壊してしまいます。そしてその橋の向こうにはCaelarがいました。初めての対面です。
燃えるような剣を持つCaelar。威風堂々として、敵ながらかっこいい。
橋を破壊されてしまったため、軍は迂回路を進み、もう一つの橋Boareskyr Bridgeを目指します。
要塞
目指すBoareskyr Bridgeのすぐ手前には敵が陣を構えていました。すぐそばには味方の要塞があったのですが、敵に囲まれてもう食料もつきそうです。
要塞の中にテレポートするために必要なwardstoneをBhaalの神殿から取得することに成功した主人公たち。中の人たちを元気づけます。そして一斉攻撃。Boareskyr BridgeはDragonspear城に通ずる唯一の橋。前回のように破壊されるわけにはいきません。
Bhaalの子供
なんとか敵を撃退して橋を渡るのですが、その時にちょっとした事件がおきます。突然雷に打たれたように気絶した主人公。そしてそこに描かれたBhaalの紋章。
実は、ここはBhaalが殺された橋でもあったのです。
多くの兵士がこの事件を目撃していました。主人公がBhaalの血をひくものだと、改めて印象付けてしまいます。
謎の男
その直後に現れた、フードをかぶった謎の男。この男は今回の道中、ところどころで現れて主人公に謎めいた問いかけをしてきました。
全てを知っているかのような話し方をします。後にこの声はIrenicusのものであったと分かるのですが、この時はまだ知るよしもありません。
連合軍キャンプ
Dragonspear城のかなり近くまで来ました。連合軍のキャンプ地に滞在します。
城の地下には食料などの運搬用の通路があるようです。そこに主人公たちが爆薬を仕掛けることになりました。
さらに城に潜入し、情報収集を進めます。
連合軍キャンプに敵が攻めてきましたが、主人公が部隊を率いて撃退します。
Dragonspear城
そしていよいよDragonspear城へ。城の中では大規模な戦闘が繰り広げられます。
行く手をふさぐ門も、地下に設置した爆薬がうまい具合に爆発して、中に入ることができました。
Avernus
Caelarを追いかける主人公たち。しかしCaelarともどもHephernaanの罠にはめられました。Caelarはこの時初めて、右腕だったHephernaanに利用されていたのだということを知ります。
Avernusへのポータルが開きます。
CaelarとHephernaanを追う主人公たち。悪魔たちと戦いながら、進みます。
救出
ようやく追いついた主人公たち。そこにいたのは悪魔Belhifet。ここで主人公はCaelarと共に戦うことを選びます。
手ごわい敵でしたが、Caelarの力もあり敵を倒すことに成功。近くの檻の中にはCaelarの叔父Aun Argentが閉じ込められていました。
真の目的
Caelarが小さい頃に事件はおきました。彼女が禁じられていた書物を開いたのです。そこから出てきた悪魔は彼女の魂を連れて帰ろうとしましたが、叔父が自ら身代わりになりAvernusに閉じ込められることになりました。彼女はその時、いつか叔父を救出すると誓ったのでした。
そんな彼女と出会った、Hephernaan。
彼はBelhifetに仕える者で、Belhifetとその軍をMaterial Planeに解放することが目的でした。そのためにCaelarをそそのかし、叔父や他の悪魔にさらわれた魂を救うことを名目に軍隊を組成させ、AvernusへのポータルがあるDragonspear城に進軍させたのです。そしてそのポータルを開くのに必要なのは、主人公に流れるBhaalの血でした。
CaelarとHephernaanの個人的な目的のために、数多くの犠牲者の血が流されました。しかしCaelarは断言します。ためらうことなくもう一度同じことをすると。いや、すごい性格…
帰還
AvernusからMaterial Planeへ戻るポータルに来た時にCaelerが言います。「私はここに残る。」「えっ?」「ポータルはこちら側からしか閉じることができない。Material Planeへのポータルは私が守る。悪魔たちがここを通るときは、まず私が相手だ。」
多少は罪滅ぼしの気持ちもあったのでしょうか?Avernusにひとり残るCaelar…
Caelarは戦場で死んだ兵士の家族には、お悔みの手紙を書いていました。悪い人ではなかったんでしょうが、あまりにも信念が強すぎたのか…
追放
その晩、Dragonspear城では勝利を祝うパーティです。夜も更けたころ、ふと目が覚めるとSilvershild大公の娘、Skieとあの謎のフードの男がいます。謎の男が呪文を唱えるとSkieが怪物に変わり、主人公を襲います。迎え撃つ主人公。そして意識を失います。周りが騒ぎに気付いてやってくると、そこには返り血を浴びた主人公と、殺されたSkie…
Baldur’s Gateに連れ戻される主人公。聴衆からは罵声を浴びせかけられます。
判決が下されます。Sarevokを倒したこと、そして今回の活躍もあって命だけは許してもらいましたが、Baldur’s Gateから追放されることになりました。洞窟を通って、街の外へ行く主人公。ちょっと前までは英雄としてあがめられていた主人公。
街の外にでると、そこにはImoenが。彼女曰く、他にも待っている人たちがいると。進んでいくとMinsc、Dynaheir、Khalid、Jaheiraの姿。彼女たちは主人公を信じていました。
休憩をとる主人公たち。しかし霧がかかり、意識がもうろうとします。そして、そこに怪物が現れます。消え行く意識…
感想
面白かったです。Baldur’s Gate1が面白かったら、まず楽しめるんではないでしょうか。今回は軍の一人として、組織の一人として働く感じがありました。そこがちょっと新鮮。
ストーリーは何というか…Caelarの目的が、えっ、それだけのためにここまでする?感があったのは否めません。しかし、彼女のあの信念の強さは何なんだ?と逆に惹かれてしまいました。
あとは、全体的に一本道なストーリーです。多少の自由度はあるのですが、マップも大体尋ねる順番が決まってます。本編ほどな自由度は感じられませんでした。個人的にはそれでも全然面白かったですけど。
1と2の間の物語ということだったんですが、そこはちょっと、とってつけた感がありました。本当に最後の方だけでした、2につながるのは。
このCaelarというキャラのまっすぐさというか、猪突猛進っぷりが気に入ってしまったので、是非彼女を主人公にしたゲーム作ってもらいたいです。