ZenfoneARでTangoアプリを使ってみる
ZenfoneARでTangoの勉強を進めていく前に現状Tangoアプリってどんなのがあるのか見ていこうと思います。
付属のアプリやプレイストアでダウンロード可能な無料ソフトから個人的に目を引かれたものをダウンロードしてプレイしました。
プレイしてみたTangoアプリ
SlingShotIsland
SlingShotを使って卵を落として割るゲームです。
まず島を作成するために地面を指定します。
島ができました!
スマホを引いてSlingShotを引きつつ狙いをつけ”発射”を押します。
卵を支えている支柱にあたり見事卵が落ちました。
う~ん、ARである必要はないような気がします…
Measure
長さを測るアプリです。
今回はモニタの横の長さを測ってみます。まずは測りたいものの始点に〇が来るようにスマホを動かし”+”ボタンを押します。すると最初の点が固定されます。
スマホを動かすと最初の点から定規のようなものが伸びます。画面の〇が終点にくるようにして再度”+”ボタンを押します。今回はこの2点間の距離を測るだけなのでここでオレンジ色のボタンを押します。
長さが表示されます。モニタの長さは98cmだそうです。
実際にメジャーで測ってみると…62cmでした。ダメじゃん!
BMW i Visualiser
BMWの車を表示するアプリです。部屋の中ですが配置してみました。
机がつぶされそう。部屋に車は入れない方がよさそうです…
iStaging
家具のカタログから選んだものを配置できるアプリです。
まずはカタログから置きたいものを選び、”AR”ボタンを押します。カタログには結構な数の商品が載ってます。
やかんを置きました。
椅子を置いてみました。私の部屋にはあまり合わないかな…
Holo
キャラクターを配置できるアプリです。キャラクターは事前にダウンロードする必要があります。
某女性政治家風の人を選んでみました。
縮小もできます。
ちょっと行儀が悪いですね…
なかなか特殊な能力もお持ちです。
Scenes
3Dスキャンするアプリです。アプリを起動してカメラで対象をなめるように撮影するとスキャンできます。
撮影したものは保存して後から見ることができます。3Dなので回転・拡大などが自由にできます。ただ画像はちょっと荒いです。
HoloPaint
お絵かきソフトです。空間にお絵かきできます。
でも絵心ないのでこんなことくらいしかできません…
Tango Targets
祭りの射的ゲームができるアプリです。
私の部屋の中に小屋ができました。
射的ゲームができます。
これもARである必要は…
Bubbles
シャボン玉をつくるアプリです。
画面右下のボタンを押しながらマイクに息を吹きかけるとシャボン玉が画面に現れます。
一応物体を認識しているようで物にぶつかると跳ねたり割れたりします。
左側のボタンだとシャボン玉の代わりに火花のようなものが飛びます。
Dinos Among Us
恐竜が出てくるアプリです。数種類の恐竜の中から表示したい恐竜を選び配置する場所を指定すると
恐竜が出てきます。
実際のアプリ内では恐竜がアニメーションします。
恐竜の絵を額縁入りで壁に貼り付けられます。
Wild Wild Race
レースゲーム…かな?
まずはコースを設置します。木なども配置できます。
アクセルボタンを押すと作成したコースの上を車が走ります。
感想
現実に仮想のキャラクタが表示されるというのは確かに興味深いです。ただし、で?…という気持ちも正直あります。
iStagingは部屋の中にこうゆう家具を配置するとどうなるのかな?といったことが試せる実用的なアプリだと思います。IKEAやニトリあたりの商品のカタログがあれば日本でも役立ちそうです。
Scenesは画像が荒いですが3Dスキャンは色々な場面で活用できそうです。
ゲームに関しては正直ARじゃなくてもよさそうなものばかりでした。いずれにせよまだARも出てきたばかりなのでこれからアプリが磨かれていくことでしょう。
これらはTangoじゃないとできないの?という疑問が浮かびます。こちらはAppleのARKitを使ったアプリを紹介しているページです。
iPhoneはまだAR用のカメラを搭載していないのにこれだけのことができます。これを見ているとTangoじゃなくてもできるじゃん、という思いも出てきます。
Tangoで何ができるのか、引き続き勉強を続けていきます。