Pyxel Edit
PyxelEditはドット絵に特化したお絵かきツールです。
主な機能としては
・ペイント
・タイルセット
・アニメーション
の3つです。
個人で開発しているようで更新履歴が
- 0.4.4 (2017-03-19)
- 0.4.3 (2016-09-26)
- 0.4.2 (2016-08-29)
- 0.4.1 (2016-08-26)
- 0.4.0 (2016-04-15)
- 0.3.108 (2014-07-30)
- 0.3.107 (2014-05-19)
- 0.3.106 (2014-02-23)
- 0.3.105 (2014-02-17)
- 0.3.104 (2013-12-01)
- 0.3.103 (2013-11-13)
- 0.3.102 (2013-11-12)
- 0.3.101 (2013-09-16)
- 0.3.100 (2013-09-01, Initial paid beta release)
と、かなりマイペースです。
現在のバージョンはまだベータ版ですが基本的な機能は完成しているので普通に使う分には問題ないと思います。
Free版とPro版がありPro版は$9です。私は2016年末にHumbleBundleで購入しました。
ペイント機能
メインであるお絵かきの機能です。
- ペン(形、線、サイズ、ちらばり、透明度、密度を指定可能)
- 自動選択
- ボックス選択
- 消しゴム
- 図形(四角、丸)
- スポイト
- 拡大・縮小
- レイヤー
と通常のペイントソフトが持っている基本的な機能は大体持っています。
便利な点として色選択では現在選択している色のShading、Lightness、Saturation、Hueを少しずつずらしたものを並べて表示してくれます。
1枚画像としてpng、jpg、gif、bmpにエクスポートできます。
ほとんどの操作にはショートカットがあります。Photoshopなどと同じ感じなので覚えるのにそんなに苦労はしないと思います。
タイルセット機能
PyxelEditはタイルセットの作成機能が充実しています。
新規作成時に1つのタイルのサイズと縦と横のタイル数を指定します。
1つのマス目が1つのタイルに対応します。この状態ではマス目の線が引かれているだけでまだタイルは張り付けられていません。
右側にTilesというウインドウがあります。
最初に1つの空のタイルが既にあります。タイル0番です。それをクリックしてメイン画面のマス目に貼り付けます。
貼り付けたタイルに何かを描くとタイルに反映されます。
+ボタンを押すと新しいタイルが作成されます。3つのタイルを作ってみました。〇が1番、□が2番、×が3番のタイルです(0番は間違って消しちゃいました)。
Tabキーを押すとタイル番号が各マス目の左上に表示されるのでわかりやすいです。
同じタイルをいくつも貼り付けることができます。
一つのタイルを編集すると画面上の同じタイル番号の全てのタイルが同時に変更されます。
出力はペイントと同じくpng、jpg、gif、bmpにエクスポートできますが、1枚に全てのタイルをまとめるかバラバラのファイルにするか指定できます。
アニメーション機能
タイルに各フレームを描いていき、開始と終了のタイルを選択するとアニメーションできます。
サポート機能として前後のフレームを透かして見せるオニオンスキンが使えます。
灰色が前のフレーム、赤が次のフレームです。
出力はpng、jpg、gif、bmpのSpriteSheet、フレームごとに別ファイル、アニメーションGIFにエクスポートできます。
アニメーションGIFに出力してみました。
32ドットなので小さいですけど…
感想
ペイント機能は特に機能が豊富なわけではありませんが逆に言うと余計な機能は持ってないのでシンプルで使いやすいと思います。このソフトの一番の売りはやはりタイルセット機能ですね。マップ作りに役に立ちそうです。
英語ですがYouTubeにユーザーが作成したチュートリアルがあります。
この方はほかにもドット絵のチュートリアルをアップしてます。
こちらのシリーズはあくまでもドット絵を描くためのチュートリアルですがPart9からPart16までPyxelEditを使用してます。ちなみにPart2~6はPixen、Part7と8はGIMPを使ってます。
他にもYoutubeに色々チュートリアルがあるので参考になると思います。ペイント機能に関してはどのソフトも似た感じなので一般的なPixelArt向けのチュートリアルが参考になります。Youtubeで”pixel art”で検索するといろいろ出てきます。
作者はたま~につぶやいているようです。