Daydream View 購入レビュー

注文していたDaydream Viewが到着しました。シンガポールからの発送です。GoogleStoreで12/13に注文して12/15発送、12/19に到着です。ほぼ1週間ですね。VIVEと比較しながら試してみたいと思います。

思っていたより小さいです。納豆のパックを乗せてみました。

開封

箱を開けます。ヘッドセットが出てきました。ファブリックな感じです。軽いです。重さは260g。VIVEは私のは初期型なので550g、半分の重さです。IPD調整用ダイヤルとかはついてません。ヘッドフォンもついてません。とにかくシンプル。

VIVEと並べてみるとやはり小さいですね。

レンズはVIVEと同じくフレネルレンズです。画面の背景によってはゴッドレイがかなり目立ちます。

後ろから見たところです。

頭の上側にもバンドがありますが外すことができます。本体が軽いので上のバンドはなくても大丈夫そうです。

上を外すと髪型も崩れにくくなるので、いろんな人に気軽に試してもらうにはいいですね。

コントローラーです。1個だけです。

サイズはこれくらい。

コントローラーにはホームボタン、アプリボタン、タッチパッド、サイドに音量ボタンがあります。タッチパッドではスワイプしたり、クリックしたりできます。ホームボタンの長押しで、画面とコントローラのポインタの位置が現在向いてる方向にリセットされます。

電池ではなくバッテリーです。充電はUSB-Cのコネクタでつなぎます。ちなみに充電用のケーブルはついてません。

スマホを装着

私のスマホはZenfone ARです。

DaydreamとTango目的で購入しましたがTangoの方はあえなく撃沈、

Daydreamも中々日本で発売されませんでしたがようやく販売開始、何とかスタート地点に立つことができました。

ヘッドセットに装着

スマホでDaydreamアプリを起動します。他のサイト見てるとスマホにセットしたら勝手にDaydreamが起動すると書かれているところもあったのですが、私のでは先にDaydreamを起動しておかないと駄目でした。

ヘッドセットにセットしてくださいと表示されるのでセットします。なおNFCとBluetoothが必要なのでセットする前に2つを有効にしておいたほうがいいです。

スマホをセットするとコントローラーの使い方の説明などチュートリアルが始まります。

思ったよりもいいですね。画面は解像度が高いこともあって綺麗です。ZenfoneARは2560X1440、VIVEは2160×1200。文字もはっきり見えます。

さすがに没入感はVIVEにはかないませんね。画面の左右はVIVEより狭く感じます。黒い枠がVIVEより多く見えます。視野角は100度とのことです。VIVEは110度。

網目感はありますが、VIVEに比べると少ないです。

3,000円くらいのスマホ用ヘッドセットも持ってるんですが、これに比べると全然いいですね。値段が違うので当たり前と言えば当たり前なのですが、仕組み的にあまり変わらないので正直そんなに違いはないのかなと思ってました。

Daydreamのメニュー画面からは既にインストールしてあるアプリを起動したり、PlayストアからVR用ソフトをインストールできます。

感想

思ったよりかは良かった

思ったよりかは良かったというのが一番の印象です。よくある3,000円程度のヘッドセットに毛が生えた程度かなと思っていたので意外でした。

VIVEと違ってケーブルがないのはいいですね。あと軽いのもいいです。フィット感はDaydream Viewの方が上です。VIVEは重いし頬のところが痛くなります。VIVEと違うのはこちらはおでこ側の方により押し付けられる感じで鼻の方は下に隙間ができます。

ゲームよりかは…

何個かアプリをプレイした感じでは激しいゲームにはちょっと不向きかなと思いました。やはりスマホでは処理速度がちょっと厳しいかもしれません。結構がたつきを感じましたし、あとあくまでもスマホの傾きだけでヘッドセットの動きを検知するのでそこまでの精度はありません。座位でちょっと顔を動かす程度を前提に考えた方がいいのかなと思います。

またコントローラは結構ずれが大きく、ポインターでメニューボタンを押すとかなら全然大丈夫ですが、剣として敵と戦うとかはちょっと厳しいかな…実際に向けてる方向とディスプレイの中での方向は違っていることが多く頭の中で補正しながら動かす必要がありました。

動きが激しくないアドベンチャーゲーム系とかだったらいけるかもしれません。

結局YoutubeVRが一番良かったかも。画質がいい動画はVIVEで見るよりも解像度のおかげかよかったです。360°動画に限らず普通の2Dの動画を映画のスクリーンのように見るのも楽しめました。

どちらかというとゲームではない何か、の方が向いてるかも。もう既にやってるところもあるようですが不動産屋で物件をVRで見るとか、リフォーム後のイメージを見せるとか、VRでリモート会議するとか、そういうビジネス系にはいいような気がします。

スタンドアロン型にも期待

あとはスマホをセットするというのが一手間ではあります。特にスマホをケースに入れてたらケースから出さないといけないですからね。さらに画面をしっかり拭いておかないと至近距離から見るので画面の汚れが目立ちます。そういう意味ではスタンドアロン型の方がより手軽ですね。そっちの方がブレイクしそうな気もしてきてます、いいアプリさえでれば。

スタンドアロン型ならそれ専用に筐体を作るわけですから、もうちょっと没入感も増えるかもしれません。

ただ今の状態では高いお金払ってまでDaydreamを手に入れる必要があるかというと…それほどまでにプレイしたいと思えるようなソフトが今は見当たりません。もし人に購入すべきか聞かれたら、まだ買わない方がいいよ、と答えると思います。

でもVR好きな私としてはPC用VRとは違う何か、をDaydreamで探してみたいと思います。