「LIMBO」 辺獄の世界を行くアクションパズルゲーム
目を覚ますと、そこは一面白黒の世界。ここは何処?私は誰?妹を探して主人公はこの白黒の世界を進みます。
独特の世界観と物理演算が特徴のアクションパズルゲームです。
操作
操作は簡単、移動・ジャンプ・アクションです。
アクションは状況に応じて、動作が変わります。
動かせる物は、アクションボタンを押したまま移動すると、押したり引いたりできます。
ぶら下がったり…
レバーを押したり、引いたり…
パイプを上ったり…
別のロープへ飛び移ったり…
ロープにつかまったまま、左右に移動するとスイングしたり..
主人公は様々なアクションを駆使して、進んでいきます。
内容
スタートすると、森の中でむくっと主人公が起き上がります。ここは何処?私は誰?
辺りは全て白黒の世界。主人公は目だけが光っていて、まるで銀河鉄道999の車掌さんのよう。
STEAMの説明にはこうあります。
運命に逆らい、妹を探して少年は LIMBO の世界に足を踏み入れる
私は妹を探しているそうです。LIMBOの世界ってなに?
LIMBOとは日本語で”辺獄”のことだそうです。で、辺獄ってなに?
何故こんな状況なのか、ゲームを進めていくと謎が解けるのか…?
とにかく右へ右へと進んでいくのですが、もちろんすんなりとはいきません。途中、数々の障害が待ち構えています。
このゲームは死にゲーなので死んで覚えます。オートセーブで、死ぬとチェックポイントから再開です。大体死ぬようなところでは、そこから再開できます。
しかしこのゲーム、とにかくよく死にます。しかも残酷な死に方です。
溺れ死んだり…
罠に挟まれたり…
転がってくる岩につぶされたり…
押しつぶされたり…
穴に落ちて、串刺しになったり…
カッターで切り裂かれたり…
しかし、何度死んでもめげません、妹を見つけるまでは。
道中ではパズルが待ち構えています。
例えば、ここはそのままでは高くて進めません。まずはトロッコを手前に動かして…
その上に上って…
さらにその上に上って、前に進んでいけました!
箱をロープの下まで引っ張ってきて、上に乗り、ジャンプしてロープにつかまります。
もちろん、この程度はパズルのうちにも入りません。もっと難しいパズルが待ち構えています。
主人公の操作はアクションとジャンプのみですが、実に様々なパズルが用意されていて、多彩なアクションを楽しめます。本当によくこんなに思いつくな~ってくらい色んなパズルが出てきます。
あとこのゲームでは物理演算にかなり力を入れているようで、パズルもそれを利用したものが多々あります。この物理挙動は一見の価値ありです。そしてその物理挙動にとてもマッチした効果音も素晴らしいです。
主人公はこのLIMBOの世界を果敢に進んでいきます。
これは三途の川?
工場?
巨大な歯車…
なんか、怖いんですけど…
ホテルがある?
どこかの建物の中?
屋根から落ちそう…
果たして妹は見つかるのか…
感想
中々面白かったです。アクションはそこまで難しくはありませんでした。パズルは大体自分で解けたのですが、何か所かYoutubeに助けられました。死んで覚えていくので、そこらへんが向いてない人にはきついかもしれません。あと、残酷なところも。
残念なのはストーリー。結局、自分が誰で、ここは何処で、最後どうなったのか分からずじまい。
エンディングでなんとなくこんな感じかな?と思わせぶりな演出だったりはあるのですが…そこらへんの判断はユーザーに委ねているのかもしれません。ちょっと消化不良でした。
クリアまで私は3時間くらいだったので、ちょっと短いかな。スピードランや一度も死なずにクリア、などに挑戦するんであれば、何度も楽しめそうですが。
STEAMでの評判もいいです。アクションとパズルが好きなら買いかも。ただ結構昔のゲームですし、セール待ちがいいでしょうね。