これでZenfoneARも浮かばれる?ついに登場、ARCore 1.0!
ZenfoneAR購入したけど…
GoogleのARであるTangoとVRであるDaydreamを1台の端末で利用できる!のが売りのZenfoneARを購入しました。
Tangoではモーショントラッキング用カメラや深度センサ等、専用の機器を利用するのが特徴でした。
ARCore発表
しかし2017年の夏ごろ、特別な機器を必要としないARCoreがアナウンスされました。
その時点ではGoogleのPixelとGalaxy S8のみの対応でした。AppleのARKit対抗の為かちょっと早い時期での、Googleの焦りを感じた発表だった感はあります。
そしてその後、2018/3/1でTango終了とのアナウンスがありました。
ARのTango目的で購入したZenfoneARでしたが、残念でした。
ARCore1.0リリース
それから約半年、よくやく1.0がリリース、
現時点の対応機種は13機種だそうです。
- Google Pixel
- Google Pixel XL
- Google Pixel 2L
- Google Pixel 2 XL
- Samsung Galaxy S8+
- Samsung Galaxy S8+
- Samsung Note8
- Samsung S7
- Samsung S7 edge
- LGE V30(Android O only)
- LGE V30+ (Android O only)
- ASUS Zenfone AR
- OnePlus OnePlus 5
ZenfoneARも含まれてます!Googleとしては1億台に対応する予定とのことなので、まだまだこれから増えていくと思います。
ARCoreはこちらからダウンロードできます。
SDKはAndroid Studio、Unity、UnrealEngine用が用意されてます。
ARCoreのポイントとしては次の3つです。
- Motion Tracking
- Environmental understanding
- Light estimation
Tangoは
- Motion Tracking
- Area Learning
- Depth Perception
でした。深度センサを使ったDepth Perceptionが消えてしまいました。
ちなみにAppleのARKitは以下の4つをポイントに挙げてます。
- TrueDepthカメラ
- Visual Inertial Odometry
- シーン認識と照明光推定
- ハイパフォーマンスのハードウェアとレンダリングの最適化
ARCoreのMotion TrackingがVisual Inertial Odometry、Environmental understandingとLight estimationがシーン認識と照明光推定、TrueDepthカメラとレンダリングの最適化が追加、という感じでしょうか。
サイトを見るとハードウェアとソフトウェアの統合を前面に押し出してます。
TangoではAR用の特別な機器を積んでましたが、Googleはせっかく先行していたものを捨ててしまいましたね。対応機種を増やすためにはしょうがなかったと思いますが…
アプリはまだまだ…
AppleのARKitが先行しているとはいえ、アプリを見るとまだまだ興味本位的なものが多く、キラーアプリと言えるほどのものはありません。強いて言うならばPokemonGoがARKitに対応したことくらいでしょうか。
そういう意味ではGoogleも全然挽回するチャンスはあると思います。というかまだまだ市場はほぼ無いに等しい状態ですからね。
ARはビジネス系がメインになるのかな、と思ってます。個人的にはARプレゼンテーションがはやりそうな気がしてます。
スマホではありませんが2018年は話題のMagicLeapも出るみたいですし、AR元年になるんでしょうか。