「Blender 3DCG モデリング・マスター」

「Blender 3DCG モデリング・マスター」を読み終えました。

Blender 3DCG モデリング・マスター
  • 著者:Benjamin
  • 出版社:ソーテック社
  • ISBN:9784800711472

手順に従って作成していく形式でBlenderのバージョンは2.77aに対応です。Blenderは頻繁にバージョンアップするので書籍は今のバージョンが対応しているうちに早めに買った方がいいですね。

この本ではあくまでもモデリングのみです。形を作るだけで色付けもアニメもありません(レンダリングに関しては5章でほんの少しだけ触れられています)。Blenderの基本的な操作方法、モデリングの考え方を学べます。

第1章

1章ではBlenderのインストール方法から基本的な操作までを教えてくれます。基本的な操作はよくまとまっていて、ここに書かれている操作だけでも結構なことが出来ます。もちろん一度読んだだけで全てを覚えることは不可能なので都度都度ここに戻ってきて読み直します。今Blender関係は2冊目としてこの本を読んでいるのですが、この章が非常に役立ってます。

Blender標準テクニック ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG
  • 著者:友
  • 出版社:エムディエヌコーポレーション
  • ISBN:9784844366379

ここに書かれている機能でモデリングに関してのかなりの部分をカバーできるのではないでしょうか。

2章から実際のモデリングに進みます。

初級編

  • 円を元に頂点の移動・縮小などを使って立体的な星を作成します。

スマホ

  • 立方体を元にべベルで角を丸めながら作成します。

蛇腹

  • 円柱を元にループカットなどを使って作成します。

ばね

  • 円を元にスクリューモディファイアーなどを使用して作成します。面の向きである法線についても記述されています。

マグカップ

  • カップは円柱、取っ手はトーラスを元にべベル、厚み付けモディファイアーなどを使用します。カップと取っ手のオブジェクトは別々に作って最後に辺ループのブリッジを使って結合させます。

歯車

  • 円を元に頂点の複製、回転などを使用して形を作り、押し出しで立体的に膨らませます。

ねじ山

  • 球を半分を削除して半球にして、ナイフカット、押し出しなどを使って作成します。

  • 体は球、羽は頂点をつなげていって作成します。
  • 羽はミラーモディファイアーを使用することで片側を作れば、反対側は対照的に自動的に作成されます。

ペットボトル

  • 下絵となる2次元の画像を読込、背景として表示させ、その絵をトレースしながら頂点を打ち作成します。
  • 側面に面を差し込み、内側に押し出すことで側面の凸凹を再現します。
  • スクリューモディファイアーで立体的にし、細分割モディファイアーで表面をなめらかにします。
  • 平均クリースを使用してエッジをシャープにします。

テキスト

  • テキストを押し出しで立体的にし円に沿って丸く配置します。

中級編

配管

  • 複数の円の一部をカットして繋いで基本の形を作成、カーブオブジェクトに変換して膨らませ、押出や膨張で装飾します。

日本刀

  • 円柱をベースにミラーモディファイアーで剣の柄の一コマの形を作成、ナイフカットで切り込んで内側に押し込み、剣の柄の模様を作成後、配列複製モディファイヤーで複製して柄にします。
  • 立方体をもとに縮小して形をととのえ押し出しで刃を作成します。頂点を結合して刃先をとがらせます。
  • 立方体をもとにべベルなどを使用してツバを作成します。
  • 刃の根元を別オブジェクトとして切り出し鞘を作成します。

タイヤ

  • 円柱をベースにタイヤの一部を作成し、配列複製モディファイアーで円形に複製しベースの形を作成します。
  • ループカット、押し出しで表面の凸凹を作成します。

上級編

  • 球の半分をカットしてミラーモディファイアーを使って左右対称に顔を作成します。球を檻に閉じ込めその檻を変形させることで中の球も変形させるラティス変形で全体の形を整えます。
  • 切り裂きで口を作り、押し出しで耳を作り、球をベースに鼻と目を作って顔にくっつけます。
  • 立方体をベースに体を作り、ナイフカット・押し出しなどを駆使して首手足を作成します。

スクーター

  • 立方体をベースにボディ部分を作成していきます。ループカット、押し出しなどを使用して形を整えます。別の章で作成したタイヤを読込んで配置します。
  • 球をベースにライト、そこから押し出しでハンドルを作成します。

人間の頭

  • 立方体をベースに半分を削除してミラーモディファイアーを使用後、頂点移動で輪郭を整えます。
  • ナイフカットで目・鼻・口を形どり、頂点移動で立体的に形を整えていきます。
  • 球をベースに眼球を作成して顔に埋め込みます。
  • 押し出しで耳を作成します。

ちなみに写真は全て実際に私が作ったものなのでちょっと変ですが書籍はこんなに下手ではないのであしからず…

読み終えるころには基本的な操作はできるようになり、少々のイレギュラーにも対応できるようになりました。あれ?こんなところに余分な点がある、別の頂点とくっつけようとか、あれ?穴が開いている、面を作ろうとか。まだ簡単なところだけですが。

先ほども書いたとおり今Blenderの2冊目の本を読んでますが、これを読んでなかったらとてもじゃないけどついていけませんでした。初歩的な内容ですがBlender、3DCGド素人にはちょうどよかったです。ネットを探せば同じような情報はありますが、本で一冊にまとまっているというのは便利です。何かをしっかり学ぼうというときはやはり書籍がいいですね。

やり終えて思ったのは…絵心が必要!

ということです。いや、当たり前のことなんですけどね…3DCGソフト使ったから突然うまい絵が描けるなんてことはなくて、絵がうまくないのに上手なCG描けるわけがありません。

形とか大きさのバランスとか比率とか向きとかそもそも基本的な絵心がないと綺麗なモデリングができるわけがありません。

線をまっすぐ引くとか、円を丸く書くとか、同じ形を何度も書くとか、そういうのはコンピュータのおかげで上手にできますけどね。

あとはかなり地道な作業ということです。これでキャラクターのモデリングとかする日にはもう…ひたすら練習あるのみですね。

Blender 3DCG モデリング・マスター
  • 著者:Benjamin
  • 出版社:ソーテック社
  • ISBN:9784800711472